なぜジャイアントパンダを救わないわけにはいきませんか？

ジャイアントパンダは絶滅のおそれのある動物の一つです。2007年の報告によると、中国国内では239頭、国外では27頭のパンダしか飼育されていないということです。2014年12月、中国以外では49頭のジャイアントパンダが13カ国の動物園で飼育されているようになりました。2006年のDNA鑑定による調査では野生のジャイアントパンダの数が2,000～3,000頭と推定されています。野生のジャイアントパンダの頭数が増えていますが、絶滅の脅威は続いています。

2015年3月、Mongabayは野生のジャイアントパンダの頭数が268頭、16.8％増加し、合計1,864頭になったと発表しました。しかし、国際自然保護連合（IUCN）は、この種を絶滅危惧種から脆弱種に再分類する证拠には、まだ不十分だと考えています。
 
竹林伐採や農地開発による生息地の破壊はジャイアントパンダ生息数が減少する主な原因です。ほかにも毛皮目的の密猟、ジャコウジカ猟用などの罠による混獲などの原因もあります。
 
IUCNのレッドリストに掲載されているジャイアントパンダの詳細は下記リンクからご覧ください。

http://www.iucnredlist.org/details/712/0
 
中国政府は1930年代からジャイアントパンダの保護に力を入れています。野生のジャイアントパンダの生息地を保護するために、臥龍、都江堰、王朗など、合計55個の自然保護区が設立されました。
 
 

中国政府の対策

1.1939年、四川省政府はジャイアントパンダの捕獲を一時的に禁止しました。おそらくそれは中国で最初の野生動物保護規則です。 
2.1949年、中華人民共和国が成立した際、政府は10年近くパンダの輸出を禁止しました。
3.1962年、中国政府はジャイアントパンダの保護と狩猟の禁止を提案しました。
4.1963年、最初の3つのジャイアントパンダ保護区が設立され、1989年には13カ所、現在では60カ所以上に増えました。
5.その後、唐家河保護区では、伐採作業をすべて停止され、それを支えていた農村に再定住することができるようになりました。 
 ジャイアントパンダの生存には保護が不可欠ですが、それだけでは十分ではありません。地域社会は、伐採が同様にパンダの生息地を食い荒らしています。政治的な不注意もジャイアントパンダを脅かしています。私たちの生活習慣が環境に与える影響に注意を払わなければ、誰もジャイアントパンダを脅かす恐れがあります。村、国、世界、すべての組織の協力と理解が、パンダの生息地を維持し、回復させるの要因です。