お母さんのキッチン―何さん
最高の味は豊かな生活から生まれると考えています。このプログラムを始めたのは、料理を教えるだけではなく、中国の様々な時代を生きてきたお母さんの豊かな人生経験と、過去数十年の間に蓄積した料理への深い理解を皆様にお伝えしたいからです。
お母さんの物語
1950-60
飢えた幼少期では、何が食べられるか分かりました。
何さんは1950年代にカンゼ・チベット族自治州で生まれました。授乳期間に父親に死なれました。それは、政治運動や天災と人災による飢餓に悩まされていた時代でした。お腹が空いた子供たちに食べさせるために、何さんの叔父は食材の取得と料理方法に力を尽した。それが何さんが調理と食材に対する初めての印象でした。
1960-80
難しい青春時代に美味しいものを食べる夢
何さんは1960年代後半に結婚しました。その頃から家族のために働くようになりました。少しずつ家の状況が良くなり、極度の飢えに悩まされる時代も過ぎました。食べるものを得ることができましたが、決して良い食べ物とは言えません。伝統的なチベット料理の他に、生活を豊かにするために新しい漢族の料理も作っていました。村の行事やお祭りの後の宴会が登場した後、何さんはこの場合のメインコックとなり、それと同時に料理の技術を身につけていました。重要な日に、宴会で或いは以前アシスタントとして働いた時、学んだ技術を生かして、家族のために何か特別な料理を作りました。農村の生産チームで長い間労働した後、彼女は自分が手に入るものを使って、子供たちに何か特別な料理を作ってあげようと頑張っていました。しかし、1970年代から1980年代初頭にかけては、仕事が忙しく、美味しい料理を作るための食材が不足していたため、美味しい料理を作るという彼女の夢は、なかなか叶えませんでした。
1980-90
美味しいものを作る夢を叶えた
1980年代以降、中国は経済の改革開放と農村部の新しい農業政策が実施されて以来、中国で大きな変化が起こりました。中国の農民がこれほど多くの食糧資源を手に入れたのは歴史上初めてのことでした。何さんと夫の勤勉さで彼らの追求する料理に対して多くの選択肢が出ました。また、彼らの村の宴会も料理の内容が豊かになりましたので、彼らは更に多くの時間を使って調理方法を勉強しました。異なる場合に対応するため、自分たちの土地で育った新しい野菜や、学んだ新しい方法で料理を「発明」したのです。チベット料理と漢族料理の両方の調理法を使って、普段と違った特別の美味しい料理を作っていました。
00'以降
老後の暮らしの中での料理への豊かな理解を共有する
残念ながら何さんの夫は1996年に鉱山事故で亡くなりました。彼女は最高の師匠と料理仲間を失いました。一人で何年も過ごした後、2000年に成都に来て息子さんと一緒に暮らすようになりました。ここではオルガンとピアノを習っていましたが、美しい曲を一人で弾くことができるようになりました。彼女はよく地元の公園に行き、お年寄りと一緒に踊ったり歌ったりしています。友人と料理の話をしたり、特別な料理を教えてもらったりしています。息子の家族のために素晴らしい料理を作りました。今、彼女は中国の各時代の経験から得た料理に対する深い理解を共有しようとします。
お母さんから学べることは?
1. 本格的な四川料理
2. 成都点心(お菓子)、坦々麺、餃子など
3. 四川の漬物
4. 自家製米酒
5. チベット料理(バター茶を含む)
6. 四川鍋
7. 薬膳料理
8. スープ
9. 食材の準備
10.中華料理食材の切り方
どのように勉強しますか?
1. 食材についてのより良い理解を得るためにガイドと一緒に地元の市場を訪ねます。
2. チベットバター茶を楽しみながら四川料理の歴史とこれから作るコースの説明を聞きます。
3. 野菜やお肉などの食材を用意し、調理前の下ごしらえの仕方を学びます。
4. 皆さんが選んだ人気の料理を調理します。
5. すべての料理を作った後は、自分で作った料理を楽しみます。
お母さんのキッチンが素晴らしさは...
1.カスタマイズ
家族のグループであれ、カップルである、または学生であれプログラムはお客様の興味によりカスタマイズします。。
2.豊富な知識
料理を始める前に、まず中国料理を紹介し、もちろん何さんは料理専門家として調理方法を教えます。
3.ホスピタリティと家族の温かな歓迎
チベット文化の伝統で、ゲストにバターティーを用意しています。何さんは暖かいバターティーでお客さんを歓迎します。お客さんが料理を楽しむことを望んでいます。
クラスの種類
10年以上の実績の中で、お客様からは「楽しかった」「美味しかった」とのお声をいただき、多くの受講者からもご好評をいただいております。様々な方のご要望にお応えできるよう、いくつのレッスンをご用意しておりますので、興味があれば、お気軽にご相談ください。
料理教室のオプション
- 半日間:3~5品のメインコース
- 一日間:3~5品のメインコース麺と餃子
- 二日間:6~8品のメインコース、麺料理、スープ、鍋料理
- 三日間:9~12品のメインコース(蒸す、煮る)、餃子、スープ、鍋料理、薬膳料理、四川の漬物
- 一週間:30品程のメインコース、餃子、スープ、鍋料理、薬膳料理、四川の漬物(米酒)