第一日．成都空港から出迎え　（夕）宿泊:成都
第二日．都江堰水利施設-青城山　（朝昼夕）宿泊:成都 
第三日．成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地-武候祠-飛行機にてラサへ　（朝昼夕）宿泊:ラサ
第四日．ポタラ宮-トゥルナン寺-バルコル-セラ寺/ノルブリンカ　（朝昼夕）宿泊:ラサ
第五日．ラサ-ヤムドク湖-サムディン寺-カローラ氷河-ギャンズェ　（朝昼夕）宿泊:ギャンズェ
第六日．白居寺-十萬仏塔-シガツェ　（朝昼夕）宿泊:シガツェ
第七日．タシルンポ寺-車にてラサへ　（朝昼夕）宿泊:ラサ
第八日．ラサ空港でお見送り　（朝）
 

 
第一日　（夕）宿泊地:成都
成都空港からお出迎えします。
 
 
第二日　（朝昼夕）宿泊地:成都
午前
都江堰水利施設を見学します。
 
都江堰水利施設
都江堰は現存する世界最古の水利・灌漑施設です。秦の時代（紀元前２７２年）、岷江の氾濫による水害を治めるため、蜀の郡守李冰は王命を受け都江堰の創建を始めました。李冰は工事の完成を見ることなく没し、息子の李二郎が工事を引き継ぎ完成させました。都江堰は岷江に中洲を造り、川を水魚嘴、飛沙堰、宝瓶口の3つに分け、治水や灌漑としての役割を果たしました。今までも成都平原に豊かな恵みをもたらしています。
 
午後
青城山でハイキングします。美しい自然風景と道教の歴史を満喫しましょう。
 
青城山
2000年、青城山は古代の水利施設都江堰とともに世界遺産に登録されました。風光明媚な都江堰のすぐ近くに位置する青城山は、中国の道教を見学する最適な場所の一つです。青城山の道教は2000年以上の歴史があり、ここで数多くの道教の神々や歴史人物が祀られている伝統寺院が見られます。青々とした林道を歩き、青城山のユニークな文化を体験しましょう。
 
 
第三日　（朝昼夕）宿泊地:ラサ（3650メートル）
午前
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で見学します。成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地はパンダの繁殖・保護・研究を行う野生動物保護研究機関です。パンダ、レッサーパンダやタンチョウヅルなど絶滅の恐れのある希少動物全般を対象として研究・繁殖を行います。自然公園の敷地は広大で、およそ100万平方メートルがあり、青々と生い茂る竹と木がいっぱい生えていて、野生のジャイアンドパンダの生活環境を再現しています。パンダの赤ちゃんが生まれた頃は保育器に入っている赤ちゃんまで近く見ることもできます。
 
午後
武侯祠をじっくりと見学し、三国志の歴史を振り返ってみます。また、隣にある錦里古街とチベット街を散策します。
 
武侯祠
武侯祠は諸葛亮の諡号である「忠武侯」から名付けられました。6世紀ごろから蜀漢昭烈帝劉備の祠の近くに建て始められましたが、明の時代に漢昭烈廟に併合されました。それは中国唯一の君臣を共同で祭る祠になります。中国最大の三国志関連史跡で、「三国聖地」と讃えられています。蜀漢時代の各英雄の塑像及び三国に関する石碑、扁額などの文物が集められています。隣接する錦里古街は清代の様式に復旧された街並みで、伝統的な四川民居と民俗文化の魅力を示しています。
 
錦里古街
錦里古街は2000年以上の歴史を持ち、蜀国の有名な商店街の一つとして中国全国で高い評価を得た古い街並みです。街並みは清代の様式に復旧され、伝統的な四川民居と民俗文化の魅力を示しています。三国文化をモデルに建設した錦里は、美味しいストリートフードや手作りのお土産や、大道芸など、誰もが楽しめるものばかりです。
 
チベット街
チベット自治区の東部に位置する四川省は、中国のどの省よりも数多くのチベット人が住んでいます。チベット族のホームシックを落ち着かせるために、成都には広大なチベットエリアを設置しています。「小さなラサ」と呼ばれるこの地区の商店街にはヤクのお肉を焼いている屋台や、赤とオレンジのローブをまとったラマや、仏教美術品を売る商人などが所々で見られます。この地域の路地やお店を体験すると、必ずヒマラヤ文化の独特の美学に魅了されます。また、チベット風のお土産を買うのもいい選択です。
 
観光が終わった後、飛行機でラサへ移動します。
 
 
第四日　（朝昼夕）宿泊地:ラサ（3650メートル）
今日はラサ市内で散策します。ポタラ宮とトゥルナン寺を見学した後、バルコルで散策し、ラサの日常生活を体験します。その後、時間とご調子によって、セラ寺とノルブリンカのいずれかを見学します。
 
ポタラ宮
ポタラ宮は世界で最も高い古代の宮殿として有名です。ラサの最も重要なランドマークの一つであり、チベット建築の代表作とされています。ポタラ宮及び付帯建物は標高3,700mの所に位置し、1642年、チベットの中心地ラサのマルポリの丘の上に十数年をかけて建設されました。ポタラ宮は698枚の壁画、約10,000枚のスクロール絵画、多くの彫刻、カーペット、カーテン、磁器、翡翠、金・銀製品、仏教経典、重要な歴史的文書、および過去亡くなったダライラマの仏舎利が埋葬された仏塔を含んでいるダライラマの冬の宮殿です。チベット仏教を信仰している人にとって、ポタラ宮へ巡礼することは人生の重要な目標と言われています。1994年、ポタラ宮は周辺の遺跡と合わせて歴史的遺跡群として、ユネスコ世界遺産に登録されました。また、2005年よりポタラ宮は人民元50元紙幣の裏面の図案にもなっています。
 
トゥルナン寺
トゥルナン寺はラサの旧市街の中心部に位置するチベット仏教の寺院で、7世紀にソンツェン・ガンポ王によって建てられ、既に1,300年以上の歴史があります。641年、ソンツェン・ガンポは文成公主と結婚しました。そのために、文成公主が唐の太宗皇帝の命令によりお釈迦様の十二歳の像をチベットに持ち去り、このお釈迦様の像を安置するために、トゥルナン寺が建てられました。この仏像はトゥルナン寺の宝物であるだけでなく、チベットで最も崇められている仏像でもあります。トゥルナン寺はチベット、唐、ネパール、インドの建築様式を組み合わせたチベット最古の土木建築であり、チベット宗教建築の代表作となっています。
 
バルコル
ラサの中心部に位置するバルコルは、ラサで最も完全に保存されている通りです。バルコルは巨大な時計のように円形をしており、その軸には立派なトゥルナン寺があります。「バルコル」はチベット語のトゥルナン寺の周りの通りを意味しています。バルコル古城は総面積が約1.33平方キロメートルであり、タンカ、チベット服装、民族工芸品などのチベット宗教、文化を表すものが集まる場所であり、ラサへの旅行者には必見の場所です。
 
セラ寺
セラ寺はラサ北部から3キロの所に位置し、ゲルク派の六大寺院の一つとなっています。1419年に建てられ、約115,000平方メートルの面積をカバーし、タンカ、経典、法具など文物が所存されています。辯経（質疑応答や討論会を通じて、経文への理解度を確認し合う修行方法）はチベット仏教の独特な修行方法で、チベットでは多くの寺院が辯経を行いますが、セラ寺の辯経はその中で最も有名で、ラサへの観光客にとって見逃さない観光スポットの一つです。
 
ノルブリンカ
チベット語で「貴重な公園」を意味するラサの夏の宮殿として一般的に知られているノルブリンカは、ラサにある夏の離宮とその庭園です。チベット庭園の代表として、チベットで最も大きく、最も風光明媚で、最も古い庭園です。ノルブリンカの建築、絵画、彫刻などの芸術的成果は、チベットの民族と宗教の特徴を反映し、チベットと漢民族の文化交流の結晶でもあります。
 
 
第五日　（朝昼夕）宿泊地:ギャンズェ（4029メートル）
今日は車でラサからギャンズェへ移動します。途中はヤムドク湖、サムディン寺、カローラ氷河を観光します。
 
ヤムドク湖
ヤムドク湖はチベット自治区山南市ナンカルツェ県に位置し、ナムツォ（納木錯）、マーナサローヴァル湖と共にチベット三大聖湖と呼ばれています。ヤムドク湖はチベット語の「白鳥の湖」を意味します。ヤムドク湖の標高は約4,441mで、周長は約72kmとなっています。雪に覆われた山々に囲まれたサファイアのようなヤムドク湖の周りには渡り鳥、放牧される牛羊が点在され、多くの観光客を魅力しています。
 
サムディン寺
サムディン寺は300年以上の歴史を持つ古代の寺院です。チベットで唯一の女性活仏が主僧として務める寺院で、僧侶と尼僧が共同で修道している寺院です。
 
カローラ氷河 
カローラ氷河は、ロカ市ナンカルツェ県とシガツェ市ギャンツェ県の境界に位置し、ギャンツェ県から71キロ離れています。チベット仏教の四山神の中の西方の山神が住んでいる場所という伝説はあります。カローラ氷河の面積は9.4平方キロメートルで、氷河を眺めるところの標高は約5400メートルに達します。道路に近いので、氷河全体が黒と白の層状になっていましたが、太陽の光に照らされた氷河の上部には、山の壁にぶら下がった巨大なタンカのようなものがキラキラと輝いています。
 
 
第六日　（朝昼夕）宿泊地:シガツェ（4055メートル）
白居寺、十萬仏塔を見学した後、車にてシガツェへ移動します。
 
白居寺
白居寺はギャンズェ県の東北部に位置し、標高が3900メートルです。15世紀の初めに造られ、チベット仏教の3大宗派が共存している寺院です。白居寺は明の時代（1427年）に建てられ、10年をかけて完成しました。白居寺は塔と寺院が調和している代表的なチベット寺院です。
 
十萬仏塔（菩薩塔）
十萬仏塔は白居寺の主要な建物で、チベットの塔の王として知られています。仏塔は1414年から建設し始め、10年をかかって完成しました。塔のカバーしている地域は2200平方メートルの面積で、10万個以上の仏像が奉納されているから、「十萬仏塔」と呼ばれています。
 
 
第七日　（朝昼夕）宿泊地:ラサ（3650メートル）
タシルンポ寺を見学しら後、車にてラサへ移動します。
 
タシルンポ寺
タシルンポ寺はシガツェ市サムドゥプツェ区にあるゲルク派最大の寺院で、ラサのガンデン寺、セラ寺、デプン寺と合わせてゲルク派四大寺院、それに青海省のタール寺と甘粛省のラプラン寺と合わせてゲルク派六大寺院と呼ばれています。タシルンポ寺の面積は15万平方メートルで、周囲は3000メートル以上の山腹に沿って蛇行する城壁に囲まれています。お客様は寺院全体が山の斜面に構築されている緻密で調和の美しさを味わえます。
 
 
第八日　（朝）
ラサ空港までお見送りします。
 
 
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